1. トップ
  2. 記事で学ぶ
  3. お役立ち情報
  4. ショップクーポン活用法!セールイベント期間中に実践すべき施策

ショップクーポン活用法!セールイベント期間中に実践すべき施策

更新日:2024/03/05

近年、オンラインショップの競争が激化している中で、新規顧客を獲得し、既存顧客とのつながりを深めるためには、出店しているECモールに合った施策が求められます。Qoo10での売上アップには、大きなセールイベント期間中にショップクーポンを発行することが有効です。

本記事では、ショップクーポンの設定方法や条件、そしてイベント期間中に実施するべき施策について詳しく解説します。

この記事で得られる情報

  • ショップクーポンの発行は条件設定ができるため、新規顧客数の増加やリピーター獲得につながります。
  • ショップクーポンの設定は簡単で、商品ページにタグとして表示され、お客さまの購買意欲を高めることができます。
  • ランキング、特集ページ、クーポンPUSHなどでお客さまを惹きつけ、メガ割やメガポなどのセール期間の初日に売上のピークを狙い、買い回りを促します。

目次


     

1.ショップクーポン活用

1.1 ショップクーポンとは

発行したショップでのみ使用可能な割引クーポンのことです。これを活用することで、お客さまはよりお得に商品を購入できるため、ショップはファンを増やすことができます。

1.2 ファンを増やす施策

ショップクーポンは、ショップをお気に入り登録したお客さまに限定して発行することも可能です。この場合、クーポンを利用したいお客さまはお気に入り登録をするので、登録者数が増えます。

そして、お気に入り登録者数を増やすことは、追加の施策を行う際の対象者数を増やすことになります。登録者に対して追加のショップクーポンを案内することで、お客さまの購買意欲を高め、リピーターを増やすことにつながります。

1.3 ショップクーポン発行商品にはタグが表示

ショップクーポンを設定すると、お客さまが商品名で検索したりキーワードで検索したりする際に、商品ページの下部にクーポン情報が表示されます。

これにより、お客さまは「ああ、この商品にクーポンがあるんだ」と気づき、実際に商品ページに入る前からクーポンの存在を知ることができます。クーポン表示はクリック率を上げる要因になります。お客さまがクーポンを見つけて興味を持ち、商品ページに進む可能性が高まるためです。

また、商品ページ内にも右図のように「発行中のSHOPクーポンがあります」と表示されるため、転換率が上がることも期待できます。商品名の検索やキーワードでの検索を行うお客さまに対して、クーポン情報を見せることで、関心を持ってもらいましょう。

1.4 約66%のショップがイベント期間中にショップクーポンを発行

実際のデータを確認したところ、約66%のショップがメガ割期間中にショップクーポンを発行していました。ランキング上位に常にランクインしているショップは、大きなイベントの際に必ずショップクーポンを発行しています。ショップクーポンは売上へのインパクトが大きいため、今後さらにこの数字は増加することが予測されます。

1.5 ショップクーポンの設定手順

ここからはショップクーポンの設定手順を説明します。まず、QSM(Qoo10の販売管理ツール)にログインして左のメニューから「プロモーション」を選択します。次に、画面を下にスクロールして「Fellowイベント」をクリックし、「Fellowショップクーポン」を選択します。すると、画面が変わり、クーポンの設定画面が表示されます。

次に「クーポン名」を入力する欄があるので、例えば「冬のセール〇%クーポン」といった具合に、分かりやすい名前を入力します。そして割引率や割引額も設定します。また、「適用条件」の入力も必須で、例えば「3,000円以上購入時に使用可能」などの条件を設定することができます。

ただし、クーポンの「適用対象商品」はカテゴリー、ブランド、または全ての商品のいずれかに限定されています。特定の商品に対してクーポンを発行することはできません。最後に、「使用可能期間」を設定し、入力が完了したら右下の「登録」ボタンを押すと、商品ページ上にショップクーポンが表示されます。

クーポンの設定は非常に簡単なので、ぜひ活用してみてください。


2.セールイベント期間中に実践すべき施策

2.1 イベント期間中は初日に売上のピークをもってくる!

メガ割やメガポ時に特に力を入れるべきタイミングはいつでしょうか。答えは、初日です。初日に売上のピークを持っていくことが重要です。以下の実際のデータから分かるように、2023年10月のメガポ期間中の売上推移を見ると、コスメカテゴリーのショップでは、メガポの初日である10月1日に売上が急上昇しています。最終日の10月7日も上昇していますが、初日ほどではありません。

売上を伸ばす施策の1つとして、セールイベント期間の前後に通常よりも商品を値下げし、売上のピークをイベント前と初日に持ってくる方法があります。お客さまはランキングを見て商品を注文することが多いため、初日に売上が急上昇することがあります。

ただし、価格モニタリングを行っているので注意が必要です。メガ割やメガポが始まる前に値下げして、ランキング入りした後に値上げをすると、メガ割やメガポの対象から除外される可能性があります。

ランキングページからアクセスしたお客さまに買い回りを促し、客単価を上げることで、値下げ分を補うことができます。買い回りを促す方法としては、「入り口商品」の商品ページ内で他の商品をおすすめする。ショップクーポンの適用条件を例えば「3,000円以上購入時に使用可能」等に設定する。セット割引をする。などが挙げられます。

2.2 イベントに合わせた特集ページ作成し、回遊率アップ

買い回りを促す施策として、上述の方法に加え、イベントに合わせた特集ページやバナーを作成することも効果的です。

例えば、商品ページのヘッダーにバナーを設置すると、商品詳細ページを見る前にお客さまの目に留まるため、タップしてもらえる可能性が高まります。また、このバナーをクリックするとセール対象商品を一覧で表示する、といった設定も可能です。お客さまの買い回りを促進し、客単価を増やしましょう。

2.3 セール期間中も終了後もクーポンPUSHを活用する

「クーポンPUSH」とは、メールとスマホのプッシュ通知でショップクーポンの発行をお客さまにお知らせする機能です。週に1回、無料で利用できます。お客さまには、ショップクーポン発行の案内がメールとスマホのプッシュ通知で届きます。

このクーポンPUSHはおすすめの商品を紹介することも可能です。メールの構成やテンプレート自体は編集することはできませんが、下記のように、クーポンPUSHの設定画面にて特定の商品を選び、お客さまに訴求できます。

また、メガ割やメガポが終了した後にも、追客施策として、クーポンPUSH機能を活用し、付与したポイントを利用した商品購入をお客さまにご案内しましょう。

クーポンPUSHの活用によって、リピーターからの売上を増やし、イベント直後の売上低下を抑えられます。さらに次のセールイベントに向けて、お客さまにショップのおすすめ商品を「お気に入り追加」してもらうきっかけにもなります。特にメガ割では事前にお気に入り登録した商品がよく売れています。

また、上述のように、ショップクーポンの設定で、「クーポン名」は自由に入力できるため、例えば下記のように「メガポで獲得したクーポン残っていませんか?」のようなメッセージをクーポン名にすると、ポイントを利用しての商品購入を訴求できます。

まとめ

本記事では、ショップクーポンの設定方法や条件、さらにはセールイベント期間中に実施するべき施策について詳しく解説しました。ショップクーポンは特定のショップでのみ使用可能な割引クーポンであり、お客さまはよりお得に商品を購入できるため、ショップはファンを増やすことができます。

また、ショップのお気に入り登録者限定でクーポン発行をできるため、新規顧客数の増加やリピーター獲得にもつながります。それから、売上アップの施策として、初日に売上のピークを持ってくることの重要性や特集ページの作成、クーポンPUSHの活用も紹介しました。ぜひ、この記事を参考にして試してみてください。