現在ペット用品の市場規模は拡大傾向にあるため、ペット用品事業への進出を検討している方も多いかと思います。今回の記事では、ペット用品をネット販売する方法について、事前の準備、販売プロセス、売上増加のポイントなどを詳しく紹介します。
この記事で得られる情報
- ペットEC市場規模とトレンド(前年比で+30%以上の成長)
- ペット用品のネット販売に参入する際に準備すべきことと事業成功のポイント
- ペット用品の販売がQoo10でおすすめな理由
目次
1.ペット用品のEC市場規模
資料:商業動態統計(経済産業省)
引用:ペット産業の動向 -コロナ禍でも堅調なペット関連産業-|
2022年に経済産業省が発表した「ペット産業の動向」によると、ペット・ペット用品の販売額は2020年で2,700億円超、前年比で8.2%増となりました。2021年は2,800億円超と増加傾向にあります。
次に、2023年株式会社富士経済が報告した「ペット関連製品の国内EC市場」を見てみましょう。調査結果によると、2022年のEC市場は1,872億円見込みで、2027年は31.6%増(22年比)で2,463億円の規模にまで成長すると予測されています。
これらのデータから、ペット関連市場は全体的に伸びるだけでなく、EC市場でも今後拡大が予想されます。ペット関連商品のネット販売に注力することで、売上拡大を期待できるでしょう。
2.ペット用品のネット販売を始める前に準備すること
次に、ペット用品のネット販売を始める前に準備すべきポイントを紹介します。
商品によって届出が必要な場合がある
おもちゃや洋服、リードなどのペット用品をネット販売する場合は、とくに届出は求められていません。しかし、ペットフードやおやつ、ガム、サプリメントなどのペット用食品の製造や輸入、販売をおこなう場合、法人や個人を問わず届出が必要です。
届出先は、事業所のある都道府県を担当している農林水産省農政局です。eMAFFと呼ばれる申請システムからも手続きができるので、必ずおこないましょう。
自社ECサイト構築またはモール出店のいずれかを決める
ペット用品をネット販売するには、主に次の2つの方法があります。
- 自社でECサイトを立ち上げる
- ECモールに出店する
自社ECサイトはデザインを自由に変更できるので、ブランディングしやすい点が特長です。しかし、ECサイトの構築に時間と費用がかかります。立ち上げ直後は自社だけで集客する必要があり、広告料が高くなる点がデメリットです。
対するECモールは、手順に沿って出店登録をすれば自社ショップを簡単に開設できます。集客力があるため自社ECサイトよりも商売を始めやすい点がメリットとしてあげられます。しかし、ブランディングは難しく、ライバル店が集まるので価格競争が起きやすい点がデメリットといえます。
どちらにもメリットとデメリットがあるので、自社の価格帯や集客の見込みなどを総合的に考慮して、どちらを選ぶかを判断することが大切です。
3.ペット用品をネットで販売するまでの6つのステップ
次に、ペット用品をネット販売するまでの6つのステップを紹介します。
1. 商品設定作業
まずはペット用品の選定から始めます。人気があるのはどのような商品なのか、価格帯はいくらくらいか、どのような飼い主がターゲットになるかを調査して、商品を設定しましょう。
2. 商品の製造や仕入れ
次に、オリジナル商品の製造や既存商品の仕入れをおこないます。製造先や仕入先と契約を結び、事業を進めていきましょう。
3. ECサイトの構築
ECサイトを構築する場合は、自社で構築するか他社に依頼するか検討します。ECモールに出店するなら、いくつかの出店先をピックアップしましょう。
4. 梱包や出荷方法の選定
お客さまから注文を受けて発送するまで、梱包や出荷を効率的におこなう方法を検討しましょう。注文数が多くても手際よく発送できるよう、体制を構築することが大切です。
5. テスト注文
ECサイトに商品を設置してバックオフィス業務の整備が終わったら、テスト注文を実施します。ECサイト内の動線や表記、決済に問題がないかを確認しましょう。
6. オープン
テスト注文が無事に終われば、ECサイトをオープンします。SNSで宣伝したり、Web広告を出稿したりするなど、集客活動もあわせて実施しましょう。
4. ペット用品のネット販売を成功させるポイント
ペット用品をネット販売するとき、どのような点に気をつけると良いのでしょうか? ここでは、3つの成功させるポイントを紹介します。
ターゲットユーザーを集客する
売上を効率的に伸ばすには、アプローチするユーザーを絞って集客しましょう。
たとえば男性と女性とでは購買行動が異なるため、ターゲットユーザーの性別によってECサイトの表記やデザイン、マーケティング手法を変える必要があります。
ターゲットユーザーを決めずに集客活動をおこなうと、誰にも刺さらないECサイトとなってしまう可能性があるので気をつけましょう。
女性のお客さまをターゲットにした売上を伸ばす方法については、以下の記事で解説しているのであわせてご覧ください。
競合サイトとの差別化
競合サイトとどのように差別化するかを検討することが大切です。
自社製品を製造・販売するのではなく、既存商品を仕入れて販売する場合、競合と同じ商品を売ることになります。そこで差別化するために、オリジナル画像を追加したり、サンプル商品をプレゼントしたりすると良いでしょう。
差別化ができなければ価格競争になり、価格を下げることになる恐れがあるので注意が必要です。
リピート施策の実施
ECサイトの売上を伸ばすためには、既存ユーザーにアプローチしてリピート率を高めることが大切です。新規顧客の獲得には広告コストがかかり、リピーター獲得の方がコストや労力を抑えられるからです。
リピーター施策として、以前ECサイトを利用して購入したことがあるユーザーにDMを送ってクーポンを配布すると、ECサイトへの再訪問を促せます。
5. ペット用品をネットで販売するときの注意点
ペット用品をネット販売するとき、立ち上げの際に集客経路や予算にあった方法を選ぶことが重要です。
自社ECサイトを構築して運営するには、サイト構築やプロモーション費用がかかります。十分な費用対効果が見込めない限りは、安定した運営が難しいかもしれません。
その点モール型であれば、比較的集客しやすくビジネスを軌道に乗せやすいといえます。予算に制限がある場合は、モール型から始めるのもひとつの方法です。
6. ペット用品のネット販売は「Qoo10」がおすすめ
ペット用品のネット販売には、「Qoo10」が選ばれています。Qoo10は、eBay Japan合同会社が運営する日本国内向けのオンラインマーケットプレイスです。
会員登録数が2,300万人以上のオンライン総合ECモールで、全体の約80%が女性ユーザーである点が特長です。
他のECモールと比べて10~30代の女性ユーザーにアプローチしやすく、ユーザー増加に伴いペット用品のカテゴリーでも著しい成長が見られます。Qoo10の出店にかかる費用は、次のとおりです。
- 出店費用や月額固定費は不要
- 販売額に応じた手数料のみ
- カテゴリー別 販売手数料6~10%(決済手数料込)
- 追加手数料
予約販売、後日配送の場合 プラス2%
銀行口座登録または商品出荷地が日本国外の場合 プラス2%
外部広告または最安値コーナー経由の売上の場合 プラス1%
メガ割システム利用料 購入決済金額のプラス1%
3か月に1度開催する「メガ割」やQoo10負担のクーポン配布など、ユーザーに訴求できるイベントがあるため、売上拡大を狙えます。出店方法に関しては、下記のサイトもぜひご覧ください。
【2023最新】5分でわかる Qoo10出店方法 完全ガイド
ペット用品をネット販売するには、競合を調査して差別化し、高い費用対効果を期待できる方法で提供することが大切です。自社でECサイトを立ち上げる場合、デザインは自由に設定できますがコスト負担が大きくなる点が懸念されます。
Qoo10なら、出店費用や月額固定費はかからず販売をスタートできます。リスクなく始められるので、出店登録をしてペット用品事業の拡大を目指しましょう。
\初期費用・月額費は無料/