意外と知らない 販売データの分析・活用方法

Qoo10で売上を増やすために、データ分析ツールを使いこなすことは欠かせない要素です。今回の記事では、Qoo10の分析ツール「Qoo10 Analytics」の簡単かつ効果的な活用方法について詳しく説明します。

Qoo10 Analyticsを活用して、人気キーワードや流入経路、コンバージョン率などのデータを分析することで、売上アップにつながるヒントを得ることができます。この記事で、データの分析・活用方法を学び、より効果的な売上アップを目指していきましょう。

目次

1. 「検索ワードTop10」で狙うべきキーワードを把握
2. 「トラフィック・コンバージョン」で流入経路を確認
3. 商品別のCVR（コンバージョン率）は「商品の照会/修正」から見る

「検索ワードTop10」で狙うべきキーワードを把握

SEO対策で重要なのは、ユーザーが検索するキーワードを把握することです。Qoo10 Analyticsでは、検索キーワードの分析を行うことができます。 具体的な手順を以下に紹介します。

STEP 1: 検索ワードの選定

QSM（Qoo10の販売管理ツール）内の左側のメニューにあるQoo10 Analyticsを開き、その中の「サマリー」をクリックします。サマリーの画面では、デフォルトで表示される検索期間が14日間（2週間）に設定されています。必要に応じて期間を変更してください。

サマリーの検索ワードTop10を確認し、どのキーワードにSEO対策をすべきかを見極めます。例えば、あなたのショップの検索ワードTop10で「ワイヤレスイヤホン」が2週間で187回検索されたとします。1日平均だと、約13回検索がされた計算になります。

STEP 2: Top10とプラス展示の「人気キーワードを見る」を比較

次に、「プラス展示」という広告の人気キーワードを調べてみましょう。 左側のメニューにある「プラス展示」を開き、「キーワード別の入札」のタブから「ワイヤレスイヤホン」を検索すると、「キーワード情報」としてQoo10全体での検索数/日が表示されます。

さらに「人気のキーワードを見る」をクリックすると「主要キーワード入札状況」が「週間平均/日」で表示され、Qoo10全体では1日あたり1,215回の検索があり、前日は678回でした。

したがって、あなたのショップで1日10回程度しか検索がされていないこのキーワードの商品は、SEO対策を行うことで、もっと多くのお客さまに見てもらえる可能性が高いと考えられます。

Qoo10におけるSEO対策としては、「商品名」「検索ワード」への適切なワードの入力、適切な「カテゴリー」への登録、「ブランド」登録が有効で、さらに「プラス展示」「パワーランクアップ」「スマートセールス」の広告利用によってその効果をブーストできます。

動画でも学ぶ
「意外と知らない 販売データの分析・活用方法「検索ワードTop10」編」

「トラフィック/コンバージョン」で流入経路を確認

タイムセールやプラス展示などのプロモーションを設定した後は、その効果を検証し、次のアプローチをどうするかを検討しましょう。

STEP 1: 商品ごとの流入経路を確認

Qoo10 Analyticsのメニュー「トラフィック/コンバージョン」を選択します。そして画面下部の詳細リストを「日付別」から「商品別」の表示に切り替え、「検索結果とプロモーションページの経路を詳細表示」にチェックをしてください。これにより、プロモーションごとの流入数が確認できます。

STEP 2:日付ごとに商品のコンバージョン率を確認

エクセルファイルをダウンロードします。ファイル内の商品番号をコピーして検索し、その商品のコンバージョン率を確認します。こうすることで、商品ごとの成果を把握し、必要に応じてプロモーション設定を調整できます。コンバージョン率が低い場合には、プロモーションの見直しや価格訴求の調整が必要かもしれません。

動画でも学ぶ
「意外と知らない 販売データの分析・活用方法「トラフィック/コンバージョン編」

商品別のCVR（コンバージョン率）は「商品の照会/修正」から見る

Qoo10Analyticsの「トラフィック/コンバージョン」で、ショップ全体のコンバージョン率は確認できますが、商品別のコンバージョン率は、商品番号を指定して日付ごとに確認する必要があります。

簡易的にコンバージョン率を確認したい場合は、Qoo10 Analytics 内でなく、QSM内のメニュー「商品の照会/修正」で確認してください。具体的な手順を以下で紹介します。

QSM内のメニュー「商品管理」をクリックして、その中の「商品の照会/修正」に入ります。商品リストに「販売中の商品」がリストアップされ、一番右に先週分と昨日・今日の「販売数」と「PV（ページビュー）」が表示されます。各商品のコンバージョン率を算出するためには、販売数÷PVで計算しましょう。

以上の手順に従うことで、コンバージョン率を簡易的に把握し、販売戦略を立てることができます。

Qoo10 Analyticsを活用し、売上アップにつながる新たなヒット商品の卵を探しましょう。
人気キーワードや流入経路そしてコンバージョン率から商品ごとに適切な対策を講じることで、売上アップを実現できます。