Qoo10でヒット商品をつくり出すには、市場分析と合わせて競合分析を行うことが非常に重要です。本記事で解説する3つの手法を参考に、徹底的に競合分析を行い、遠回りすることなくヒット商品をつくっていきましょう!
1.ポジショニングマップとチェック項目表の作成
ポジショニングマップとは、自社商品と競合商品を価格や機能など、様々な軸で比較して相対的な位置関係を図るものです。ポジショニングマップを作成することで、Qoo10でのチャンスを見極め、強化する商品を客観的に判断することができます。
フライパンを例にすると、単品の商品や5点セットは競合が少なく、13点セットがボリュームゾーンで一番人気があることがわかりました。
ポジショニングマップで把握した競合商品を価格、割引の有無、Shopクーポンの有無、送料、配送など上記のイラストを参考により細かく比較、分析を行います。チェック項目表を作成することで、自社商品の強みや弱み、競合商品との差別化ポイントを明確にすることができ、今まで気づいていなかった打ち出し方や対策が取りやすくなります。
2.徹底的にレビューを確認
レビューは、実際に商品を購入したお客さまの評価です。レビューをチェックすることで、商品のグッドポイントとバッドポイントを無料で把握することができます。たくさんのレビューをチェックすることで、お客さまが商品に求めていることがわかるので、商品開発はもちろん、転換率の高い商品ページを作成する上でも非常に重要です。
フライパンのレビューを見てみると取手の取り外しや収納のしやすさ、プレゼントに最適などのいいレビューがある反面、テフロン加工について不満のレビューがありました。 このレビューを参考に商品ページの改善を図ったお店の売上が伸びています。
3.検索時の表示順位と特集ページ掲載頻度の確認
競合商品の検索時の表示順位と特集ページ掲載頻度を確認することで、競合商品のマーケティング力を把握することができます。商品力と商品を認知させるためのマーケティング力は別物のため、商品の宣伝方法やプロモーション戦略を立てるうえでも重要です。
例えば、検索時に上位表示させる「パワーランクアップ」は1日あたり100円で設定ができる広告ですが、商品のページランクによって表示順位が変わります。ページランクは直近の売れている件数やレビュー、発送スピードなど様々な要素が影響します。 1度パワーランクアップを活用し、検索時の表示順位を把握してください。
1日数百件の検索がされているキーワードは、「プラス展示(キーワード)」広告を活用し、上位10番以内に表示することでどのくらい閲覧数に変化があるか確認してください。また、競合商品が積極的に広告を活用している場合は、唯一競合の商品ページ内に設定した商品が表示される「スマートセールス」広告の活用をお薦めします。
自然検索で表示順位を上げることはもちろん大切ですが、上手に広告を活用して、認知・関心を持つお客さまをスピーディーに増やしていくためにも広告の活用が重要です。
本日解説した競合分析に欠かせない3つの手法を参考に、競合商品との差別化ポイントをわかりやすく訴求し、ヒット商品をつくっていきましょう。
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