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ヒット商品をつくる【市場分析】3つの手法

更新日:2023/8/3

Qoo10でヒット商品をつくり出すには、まずは市場分析を行うことが重要です。本記事で解説する3つの手法を参考に、しっかりと市場分析を行い、最短距離でヒット商品をつくっていきましょう!

1. ランキング商品の価格帯を把握する


            

Qoo10のトップページに「ランキング」というタブがあります。このタブ から、あなたが販売しているメインのカテゴリーをクリックして、Excelにランキング1~100位までの販売価格を入力し、合計、平均値、中央値を算出する関数を設定してください。


            

この作業を通常時とイベント時にそれぞれ行うことで、売れる価格帯を把握することができます。また、カテゴリーごとに平均値と中央値に大きく違いがあるなど、カテゴリーの特徴を把握することもできます。ヒット商品をつくっていくために、中央値帯を意識した商品をつくることも重要です。

私が集計したタイミングでは、通常時の平均値が3,362円、中央値が1,830円、イベント時の平均値が4,229円、中央値が2,764円でした。この数字は変動しますので、参考値として捉えてください。

実際に売れている商品の価格帯を把握してから強化する商品 を決めていくことが、ヒット商品を最短で生み出すコツです。

2.3か月間のレビュー数から商品の売上規模を算出する

あなたのヒット商品候補の検索ワードを決めてください。検索ワードは、絞り過ぎず、ある程度検索がされるビッグワードをお薦めします。決めたビッグワードをQoo10上で検索し、表示された商品を「レビューが多い順」で並べてください。

次に、レビューの多い商品や既にベンチマークしている商品の商品ページに入り、レビューを新着順に並べて、3か月間のレビュー総数を確認してください。


「3か月」のレビュー数から商品の売上規模を算出するのは、売上を最もつくりやすいメガ割(3か月に1回開催)期間を含めたほうが、規模感を把握しやすいためです。

売上規模が把握できれば、売上をつくっていくための広告費についてもあたりをつけやすくなります。

商品の売上規模の算出方法は、3か月のレビュー数÷30%×販売価格です。 Qoo10では、注文に対して30%というかなり高い確率でレビューが書かれます。この算出方法を参考に、売上規模を把握し、売上目標の設定を行ってください。


3. 検索数から商品の規模感を把握し、検索対策を強化する

次に、ビッグワードがQoo10でどれくらいお客さまに検索されているのかを把握してください。QSM(販売者用管理ツール)の中の「プロモーション」、「プラス展示」、「キーワードを検索」から確認ができます。

例えば、フライパンですと、1日約500件弱の検索数がありました。こちらの数字がカテゴリー内の主要キーワードと比べてどれくらいに位置するのかも確認します。フライパンは「ホーム生活カテゴリー」の22位の検索数でした。



1日300件程検索されているキーワードですと、1か月で1万件近くあるので、このような人気キーワードは検索系の広告 「プラス展示(キーワード)」、「パワーランクアップ」、「スマートセールス」を積極的に活用することをおすすめします。

逆に検索数が1日数十件など少ないものは目的買いではなく、衝動買いを訴求する「タイムセール広告」をお薦めします。特に3,000円以下の単価帯はタイムセールとの相性がいいです。

広告を積極活用する前に、無料でできる検索対策を必ず行ってください。そのひとつがサジェストワードを「検索ワード」という欄 に入力することです。無料で10個まで入力することができます。Qoo10の検索対象は「商品名」、「検索ワード」、「ブランド」、「カテゴリー」です。こちらの対策は、売上アップには欠かせません。

なぜ検索対策を重視すべきなのでしょうか?
以下のグラフは昨年下期の商品ページへの流入が多いものになります。自然検索はもちろん、検索系の広告「パワーランクアップ」「プラス展示(キーワード)」「スマートセール」が含まれています。




Qoo10に限らず、ECの売上拡大には検索対策が非常に重要です。検索対策の具体的な手法については別の記事で紹介します。今回解説した市場分析に欠かせない3つの方法を参考に、Qoo10で売れる商品をしっかりと分析し、ヒット商品をつくっていきましょう。


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