「あなたはネットで商品を購入する際、どのように探しますか?」
Qoo10では商品ページへの流入は「検索」からが最も多く、検索時に上位表示される商品が売れています。
一般的にECサイトの検索による売上のうち75%は、検索結果1ページ目からといわれています。多くの販売店が商品を上位表示させるために、「検索系広告」の活用と「オーガニック検索」の対策を行っています。
今回は売上に大きく影響する検索について、Qoo10のリスティング基準と、オーガニック検索で上位表示させるために意識すべきことを解説します。
リスティングの基準
「リスティングの基準とは?」
検索キーワードとの類似性や一致度を分析した「キーワード加算点数」と、販売数・売上・顧客満足度を分析した「商品ランキング点数」を毎日計算し、その順位により並び替えを行っています。
つまり、登録している情報が正確か、人気のある商品かを判断し、表示順位を決めています。
上位表示に影響する4つのポイント
商品名
1つ目は、正確な商品名をガイドに沿って入力し、購入につなげることです。
商品名を入力する際の注意点は4つあります。
- ブランドの選択
商品名を入力する前に、ブランドを選択できるか確認します。
例えば「NIKE」の商品を販売する場合は、ブランドを選択することで商品名の前に「ブランドタグ」が自動的に表示されます。ブランドタグは検索対象ですので、ブランド名で検索した際に表示されます。
そのため、商品名に「NIKE」と入れる必要はありません。
商品名にも入力すると重複とみなされ、検索上不利になりますので、ご留意ください。 - お客さまにわかりやすい正確な情報を入力
モデル名・商品分類・仕様(容量、色、サイズ)など、商品を認識することができる客観的な情報を入力することが重要です。
「ショップ名」「価格情報」「送料」「広告関連ワード」を入れないことで、適合した商品名と認識され、リスティング順位を上げるための加算点が付与されます。
- 意味が同じワードを重複入力しないこと
意味が同じ英語/カタカナを重複入力しないことで、適合した商品名と認識され、リスティング順位を上げるための加算点が付与されます。
(例)カラー/color ファンデーション/Foundation
- 最大100文字、特殊文字は自動削除
商品名は最大100文字まで入力が可能で、100文字を超えたワードや特殊文字、絵文字は削除されます。
アプリではファーストビューで100文字すべては表示されないので、重要なワードを先頭に入力することをお勧めします。
広告文
2つ目は、商品ページの上段に表記される広告文を活用し、様々なメリットを訴求することです。広告文とは、商品ページの上段に商品名と共に表記される項目です。
こちらに「価格情報」「送料」「広告関連ワード」などを入力し訴求することをお勧めします。
現状、広告文に訴求ポイントを入力している販売店は多くありません。
活用している販売店は「クーポン適用可能」や「1,500円クーポンプレゼント」などの情報を入力し、お客さまにうまく訴求しています。
検索ワード
3つ目は、「検索ワード」をしっかり入力し、関心の高いお客さまからのPVを増やすことです。
「検索ワード」に入力したキーワードは検索対象のため、検索時に表示されます。
関連のあるワードを10個まで入力できるので、Qoo10内やGoogleなどでの「サジェストキーワード」と、Qoo10の「人気キーワード」を10個入力することをお勧めします。
Qoo10の人気ワードは、QSM(販売店用の管理画面)左のメニューバーにある「プロモーション」から「プラス展示」をクリックして、「人気キーワードを見る」を確認してください。
関連のないワードは削除される場合があるので、入力しないようにしてください。
適正カテゴリー
検索関連の4つ目は、適正カテゴリーに登録することで、関心の高いお客さまからのPVを増やすことです。商品登録をする際、ファッションや食品といったカテゴリーごとに「大分類」「中分類」「小分類」を選択します。
上の図の商品はホワイトニング効果のある歯磨き粉ですが、最初は小分類が「その他」に登録されていました。
歯磨き粉とホワイトニングの1日の検索数をチェックした結果、Qoo10ではホワイトニングが歯磨き粉よりも4倍以上検索されていたので、「その他」のカテゴリーから「ホワイトニング」に変更しました。この変更によってPVが増え、PVが増えることで売上アップにつながりました。
一方で、不適切なカテゴリーへの変更はペナルティ対象となりますので、ご注意ください。
いかがでしたでしょうか。
今回は売上を作るための最重要事項ともいえる検索について、Qoo10でのコツを解説しました。Qoo10のリスティングの基準を理解し、まずは強化商品から対策ができているか確認し、できていない項目はすぐに対応していきましょう。
今よりも上位表示されることで、売上アップはもちろん利益率アップにもつながります。