本記事では、今まで謎が多かったQoo10の効果的なサムネイル画像や商品ページの作り方についても事例を用いて解説しています。
パワーセラーが密かに対策しているヒントが多く散りばめられています。
【前編】に引き続き、今回も2つ事例をご紹介します。
サムネイルはZを意識する 検索画面の見え方を確認
事例3 サムネイルはZを意識する。
この店は、強化商品がよく見られているものの、転換率が低いことが課題でした。
Qoo10の客層は95%以上がスマホのアプリを使ってお買い物をしています。
そのため「スマホで見た時にどうなのか」ということを非常に意識して対策を行いました。
また、人間の心理を理解してサムネイルを作成しています。
多くの人は左から右へ、上から下へ視線が移動します。
上の図のBefore/Afterを比較すると、BeforeはZの動きを意識していないものです。
一方、AfterはZの動きを意識して、右上に辛口評価で有名な雑誌の称号を記載し、左下にはメガ割で1番売れたヘアアイロンやメガ割期間中の割引率、公式ショップであることを記載しています。
細かい部分では、リアル感を出すために撮影をして影を入れています。
スマホで見た時の文字の大きさや色も確認して魅力的なサムネイルを作っています。
ただし、完成度100%のものを1か月かけて作成するよりも完成度60%でもすぐに反映して反応を見ることが大切です。
サムネイルだけでなく商品名も工夫をしています。
スマホの検索画面で商品を見た時に商品名は約30文字見えます。(端末にもよる)
商品名は「多くのお客さまから好評を得ていること」と「他と差別化が図れること」を最初に持ってくることで魅力的になります。
もちろん、ヘアアイロンといったビックワードやサジェストワードを入れることで検索に引っかかるようにします。
さらに、ブランド登録を行うと、商品名の前に「ブランドタグ」が表示されます。ブランドタグも検索対象ワードなので、ブランド名で検索した際にしっかりと表示されます。
そのため、商品名にはブランド名を入れずに、ブランド登録をして検索対策を行いましょう。
事例3のまとめ
■課題
転換率の改善
■対策
- Zを意識したサムネイル画像の改修をした。
- 最初の30文字に重要な文言を追加した。
■結果
転換率を改善し、売上を3倍に増加
ショップ内の回遊をするためのひと工夫
事例4 ショップ内の回遊をするためのひと工夫。
カラーやサイズ展開がある商品は必ず商品詳細でもオプション選択ができるように設定をしましょう。
商品詳細から商品選択ができた方がお客さまにとって購入しやすいページです。
また、若い方はInstagramやYouTuberがおすすめしている商品を見て、比較検討・購入することが多いです。
商品の性能ではなく、多くの人が太鼓判を押す商品を購入する傾向があります。
したがって、商品の性能だけを語った商品ページではお客さまの心を動かすことはできません。
対策として、商品詳細の最上段バナーには「多くの人から支持を受けている商品」という見出しを入れます。
その下には、おすすめ商品や新商品にページ遷移できるように関連商品のバナーを3つから4つ入れます。
スマホでは「さらに表示」を押すことで、商品性能や保証についても確認ができるよう記載をします。
商品詳細の画像は1.5:1や2:1の縦長に、文字は中央揃えにしましょう。
この店では画像の下部に「ご購入はこちら」というボタンがあります。楽天市場の場合はこのボタンを押すとそのままカートに行きますが、Qoo10ではカートには行きません。そこでこの店では「ご購入はこちら」のボタンを押すと、商品ページ上部のカートの近くに遷移するように設定し、商品詳細を読んだお客さまの購入率を高める工夫をしています。
事例4のまとめ
■課題
転換率の改善
■対策
- 商品詳細にオプションを設定した。
- 関連商品のバナーを追加する。
- 商品詳細の画像サイズは2:1で文字は中央揃えにする。
■結果
転換率を改善し、売上を3倍に増加
いかがでしたでしょうか?
「メガポ直前対策セミナー」の動画では4つの事例をご紹介しています。残り2つはこちらからご確認ください。
パワーセラーになる為にできることから始めていきましょう!
売れている店が行っている対策「サムネイルはZを意識する」と「ショップ内の回遊を図るためのバナー作成」を、あなたもぜひ取り入れてみてください。