「売上アップには商品割引？ それとも広告の活用？」
あなたのお店もきっと悩まれていますよね。
この記事では、売上を上げていくために必要なAnalyticsデータを確認し、「商品割引」と「広告」をそれぞれ活用する際のポイントを紹介します。
Analyticsデータの確認
売上アップには、まず「Q-Analytics」の確認を行うことです。
（※2023年3月に「Qoo10 Analytics」が新たに導入され、販売活動に役立つ様々なデータが確認できるようになりました。「Qoo10 Analytics」については別の記事にて紹介します。）
「Q-Analytics」は、あなたが販売している全ての商品に対して、当日、前日、1週間の販売数とPage View(PV)数を確認することができます。
下図の例では、商品Aと商品Bは多くPVがあり、売上につながっているのがわかります。既にこの販売店の看板商品や入り口商品になっています。
さらに売上アップさせていくために、次のヒット商品をどのように作っていくのか？
商品CはPVが1週間で1,300程ありますが、注文は7件、Conversion Rate(CVR)は0.5％です。計算上は1件注文を取るために200PVが必要になります。
商品の利益率にもよりますが、一般的にこのようなCVRの低い商品に広告費をかけて今よりPVを集めても費用対効果は上がりにくいため、商品割引(値引き)を行い、CVRが改善する価格帯を把握することが重要です。
商品DはPVが1週間で200弱ですが、注文は20件、Conversion Rate(CVR)は10％以上あります。このようなCVRが高い商品は広告を活用し、一気にアクセルを踏むことで売上に直結します。
しかし売れている商品は、あなたと同じように他の販売店もチェックしますので、競合商品のセールやプロモーションの強化などによって日々PVやCVRは変わります。
そのため「Analytics」データは毎日確認し、商品割引をする商品、広告の活用をする商品を把握していくことが必要になります。
商品割引やShopクーポンの設定
「Analytics」データで商品ごとのPV、CVRを確認し、PVが高く、CVRが低い商品については、「商品割引やShopクーポン」の設定を行います。
ランキングに入っている多くの商品が割引を行い、価格訴求をしています。
商品割引を設定することで、「タイムセール価格」や「今日の特価」という表記がされ、
お客さまに今がお得！というアピールをすることができます。
特にお客さまが「お気に入り」に入れている商品は、割引設定後に購入されることが多く、CVRアップにつながります。
また商品割引以外にも「Shopクーポン」を発行することで、アプリで検索時に「ショップ割」と表記されるだけでなく、商品ページ内にも「発行中のShopクーポンがあります」と表記されるので、CVR及び客単価アップにつながります。
広告(Qキャッシュ)の活用
さらに、CVRの高い商品を中心に広告を活用し、あなたのお店の看板商品と入り口商品を作りましょう。
売上を上げていくうえでオーガニック検索からの流入を増やすことは大切ですが、新しく販売した商品は、既に売れている商品と比べて検索時に上位に表示されにくいため、広告の活用が重要です。
広告というとかなり高額なイメージを持つ方もいますが、Qoo10の広告は数百円から活用できます。
広告には大きく2種類あり、1つは「プラス展示(キーワード)」や「パワーランクアップ」などの「検索系の広告」です。
検索時に上位表示される広告が1日あたり100円から活用でき、特に1つのキーワードにつき10商品のみ掲載されるプラス展示(キーワード)は検索数の多いキーワードには効果的です。
もう1つは「タイムセール」や「今日の特価」など特集ページへの掲載系の広告です。
アプリ、PC共にトップページから導線があり、多くのクリックが取れます。
こちらも1回あたり数千円で活用でき、特に17時から24時に掲載されるタイムセールプレミアム枠の人気が高いです。
「検索系の広告」と「特集ページへの掲載系の広告」の費用対効果をあげていくためにも、掲載後の数字を「Analytics」データから確認し、商品にあった広告を活用していきましょう。
いかがでしたでしょうか。
今回は売上を作るコツとして、まずはあなたの販売される商品についてAnalyticsデータを確認し、その上で「商品割引」と「広告」を活用する上でのポイントを紹介しました。
商品ごとのPVやCVRを日々把握し、より効果的な対策を図れるよう運営していきましょう。
