3回に分けてご紹介している「再現性がある10の工夫」の3回目。
PART1と2で紹介した、
「競合商品」「カートクーポン」「端数価格」
「プラスオプション」「商品詳細内のオプション選択」「共同購入」
に続き、今回は【PART3】として売れている販売店が行っている「再現性がある工夫」を4つ(7、8、9、10個目)紹介します。
今回紹介する4つを含めて全10項目を既に実施できているか確認しながら、ぜひ読んでみてください。
レビュー画像 -レビューが最強の営業!
7つ目の工夫は、「レビュー」を商品詳細内に記載し、CVRをアップさせることです。
CVRの高い商品ページは「メリット」「証拠/実績」「優位性/差別化」「仕様」「タイミング/クロージング」という構成で作成されています。
例えば、お米を販売する場合、まずはお子さまが最高の笑顔で、美味しそうに食べている写真があり、そのあとにレビューや実績を記載し、競合店や競合商品との優位性や差別化ポイント、さらに産地や内容量と続き、最後に今日購入するメリットを打ち出し、クロージングする流れになっています。
Qoo10ではレビューを5段階の星で表します。最も満足度が高いのは星5つです。
星4つ以上のレビューが多い商品は、お客さまが安心して購入できるので、CVRが高くなります。
上の図は上手に商品詳細内にレビューを記載している例です。 「ワイヤー入りなのがうれしい」「この形が一番息しやすい」など多くのお客さまにとって気になる点を記載し、さらに「面長を解消してくれる」「小顔効果」などQoo10の購入者層(若い女性)が意識する点もしっかり記載しています。
「Qoo10はレビューがたまりやすい」と多くの販売店から言われます。
なぜ、Qoo10はレビューがたまりやすいのでしょうか?
「ポイントの付与」と「購入者層」が影響しています。
- レビューを書いたお客さまに対して、次のお買い物で利用できるポイントを、Qoo10が付与しています。
- Qoo10の購入者層は、スマホからのコメント投稿に慣れている10~30代が約7割を占めています。
そのため、お客さまのレビュー投稿率が非常に高くなっています。
集めたレビューをしっかり商品ページに反映し、CVRを上げていきましょう。
ランキング画像 -みんな大好きランキング1位!
8つ目の工夫は、「ランキング画像」を商品詳細内に記載し、CVRをアップさせることです。
「レビュー」同様、CVRを上げていくために売れている実績を記載します。
ランキング1位の商品は、多くのお客さまにとって安心して購入できます。
総合ランキングだけでなく、カテゴリー別のランキング実績でも効果があります。
「レビュー」や「ランキング画像」を商品詳細内に記載する理由はCVRを上げるためだけではありません。
一般的にお買い物には「衝動買い」と「目的買い」があると言われています。
目的買いは、どうしても価格競争になりやすいです。
アマゾンやカカクコムは目的買いのお客さまに訴求しやすいページ構成で、最安値で販売している商品に注文が集中します。
一方、Qoo10は楽天市場と同様に、衝動買いを促すストーリーのあるページを自由に作成することができます。
「レビュー」や「ランキング画像」などの証拠や実績を記載することで、商品やショップのファンを増やす効果もあります。
ランキング入りした商品はランキング画像をキャプチャーし、商品詳細内に掲載してください。
最安値でなくても購入する方が増えるので、CVRアップにつながります。
既存の商品をコピー -入り口は複数!
9つ目の工夫は、入り口商品や強化商品をコピー登録し、PVを増やすことです。
コピー登録する際は、「Qoo10 Sales Manager(QSM)」の「商品管理」内の「既存の商品をコピー」から作成することができます。
入り口商品や強化商品をコピー登録し、複数の商品ページを作成するメリットは、
- 様々なプロモーション枠に同時に商品を掲載できる
- PV数を増やせる
- 価格対応を柔軟にできる
の3つです。
商品ページが1つの場合は、タイムセール+共同購入など複数のプロモーション枠に同じタイミングで掲載することはできませんが、商品ページが複数あれば可能です。
それぞれのプロモーション枠からPVを増やすことができます。
また共同購入は1度設定した価格を掲載中に変更することはできませんが、もう1つのページは価格変更できるので、競合商品のセールにもタイムリーに対応することが可能です。
逆にデメリットは「レビューが分散する」「在庫管理が煩雑になる」ことです。
そのため、全商品で複数のページを作成するのではなく、入り口商品や強化商品に絞ることをお勧めします。
特に在庫管理は注意してください。
Qoo10の配送ポリシーに合わない商品は「注意」→「警告」→「制限」という流れでペナルティが課せられます。
まずは在庫管理が可能な商品から作成していきましょう。
商品詳細内のリンク -プラス50%以上も設定可能!
最後10個目の工夫は、入り口商品から他の商品へ導線を作り、PVを増やすことです。
売上施策の第一歩は、何と言ってもPVを増やすことです。
商品ページが見られなければ、当然売上は作れません。
導線を作るためのリンクの設定は非常に簡単です。
商品詳細内にリンク先の画像を挿入し、チェーンのマークをクリックし、リンク先のURLを設定するだけです。
商品ページだけでなく、「特集ページ」へのリンクを設定することも可能です。
サイズや容量違いを同一ページに設定するプラスオプションには価格上限(販売価格の最大50%)がありますが、リンクの設定には価格などの制限がありませんので、自由に設定できます。
まずは現状PVが取れている入り口商品からの導線を増やしてください。
いかがでしたでしょうか。
「再現性がある10の工夫」と題し3回に分けて、すぐに実施できる効果的な技をご紹介しました。
まだ実施していないものがあれば、すぐに取り入れて、売上アップにつなげてください。